住宅のリフォオーム・住まいの建築設計・長野県のタクリュウ企画設計事務所
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   ■個室、居間・・・こんな風に思います。
多くの方が思っておられることと思いますが、
個室は寝るためと、プライベートの生活品を置くためだけの小さな部屋でいい。

そのかわり 居間や食堂は家族が帰宅してから寝るまでを一緒に過ごせる気持のよい空間としたい。

というのが 私の持論です。

個室・・特に子供部屋をあまり充実させてしまうのはよくありません。

というのは独善的でしょうか?

   ■Mr.Kさんの薪ストーブ
独身のKさんは 小さいながらもいろんな
想いのこもった我が家を建てようとしています。

特にこだわったのが暖炉です。

どの位こだわったか というと・・・

最初 薪ストーブで ということだったのが
毎年ずっと薪を集める自信が無いことに気ずきまして
近間のペレット併用の薪ストーブを製作しているM社を探し当て・・
決まったと思いきやいまいち意に添わず。
ネットを通して遠方の会社の対流型ストーブに決めた・・と思いきや
遠方なためメンテナンスが心配に。

そして結局地元上田市のY社の暖炉に決まりました。

薪ストーブなんだけど・・・薪集めはクリアーしたんでしょうか?
Mr.Kさんの想いと 心を一つにして最後まで誠実に
家づくりをお手伝いしたいと決意が新たにされました。

   ■想い
仕事が重なりずいぶんご無沙汰してしまいました。

独身のMr.Kさんは3件ほど某ハウスメーカーや工務店を
めぐり私にたどり着いて下さいました。

そして 御自分を正直に言ってくださいました。
予算が限られていること、なぜ自分が家を建てたいのか どういう風に暮らしたいのか・・を最初から打ち明けて下さいましたので 私も損得抜きでMr.Kさんの想いに応えたいと思いました。

そして 実に細かく 細部に至るまで 疑問にお答えし納得していただきながら進めてきて やっと決定し 詳細見積もりに出し 確認申請も降りました。

控え目で謙遜なMr.Kさんに私は時々「建ててから後悔しないようにして下さい」とお願いしていました。

何もかも決まって後は着工・・という時になって 「実はあの部屋の仕上げを板張りにしたかった。ずっとそう思っていたが 高くなると思って言い出せなかった。でも後悔したくなかったので言うだけ言うことにした・・」と打ち明けられました。
すぐに差額分を計算し 工事前であり 十分間に合うことを説明し 仕様変更が決まりました。
Mr.Kさんは本当に喜んでくださいました。

設計事務所に依頼するって こういうことなんだな と思います。一口で言えば「自分の想いをかなえてくれる人」
「いやな顔しないで聞いてくれる人」まぁ、言いかえると便利屋でしょうか・・・
でも設計者はつくづく 建てたい想いを実現するためのお手伝いをしているにすぎない と思いました。

Mr.Kさんに私は謙虚さを学ばせていただいたと思ってとても感謝しています。


   ■耐震補強工事の設計
耐震補強工事の設計を勧めていく中で 気をつけたい出来事がありました。
図面と見積もりを持って工事業者さんと共に施主のお宅に打ち合わせに行ったところ前回気が付かなかったことを発見!

大げさなんですが、浴室と廊下の境に筋違を入れたいと考えていたところ不可能であることがわかったのです。

なぜかというと 当時(昭和54年)は浴室周りは1m程ブロック積みにしている家が多いのです。
湿気対策で土台を他の部分より上げて腐らないようにしているのですが そのことが念頭に無かった為、すっかり騙され?てしまったわけです。

急遽 他の部分に耐力壁を設けるよう変更しなければなりませんでしたが
なにしろ目に見えない壁の中のことなので壊してみないと分からないことが今後も出てくるかも

   ■耐震補強工事
地元の東御市では19年度の補助金対象の耐震補強工事が1件あります。
去年は3件でしたが、皆さんあまり関心がないようですね。

簡易診断や精密(一般)診断をしていて少し感動したことがあります。

今回補強工事される方を含めて2人の方が補強の目的を「妻のため」とおっしゃいました。

昼間 夫が留守中に万一大きな地震があっても逃げられるだけの補強がしてあれば
少しは安心できるから、ということです。

妻を思いやる夫が近くに2人もいらしたことに本来の夫婦の姿を改めて認識できました。

   ■気密・断熱 2
いわゆる「外断熱」というのは、木造の住宅では「外張り断熱」というのが正解です。
柱の外側(壁の外側)に厚さ50mm.程度の発泡スチロールのようなものを張ります。
その上にさらに12mm.程度の合板を張り、その上に15mm.程度の仕上げ材を張ります。
合板の下には、合板を打つために胴縁という厚さ20mm.程度の木を打ち付けます。
すると合計どのくらいの厚さになりますか?

50+20+12+15=97・・・約100mm.が壁の外に出っ張ります。
仕様によって多少の差はあるにしてもかなり出っ張ることは確かです。
この出っ張りを支えるために基礎を厚くしなければなりません。
またサッシも改めて支えが必要です。

外壁の仕上げ材から躯体(柱とか間柱)まで10センチもあるんです。外壁材は落っこちてこないとも限りません。

気密と断熱は程々が良い と言う観点からも 木造の住宅であるならば「充填断熱」をお勧めします。
これは、柱と柱の間 壁の中に断熱材を入れるやり方です。
きちっと施工することで問題は無いと思っています。

   ■気密・断熱
魔法瓶は断熱材でくるみ、ふたを密閉することで中のお湯が長時間冷めないようになっています。

ならば 家にも同じ原理が当てはまるのでは?

ということで、外壁周りを断熱材でくるみ 窓枠周りをきっちり気密テープで気密し 設備用のスリーブ穴の周りやら その他いろいろな部分を隙間の無いように気密します。
そうしないと魔法瓶と同様せっかく断熱しても効果が減ずるのです。

しかし、魔法瓶の原理をそのまま家に適用しようとすることが 果たして人体にとって本当によいこととは思えません。

なぜかといいますと ひとつの点として24時間の機械に頼った換気設備(ダクト配管を要する換気設備)が必要になるからです。

これって本末転倒ではないでしょうか?

私はできるなら 大掛かりな機械換気設備に頼らないで断熱と気密はそこそこに「寒かったら1枚着る」「暑かったら1枚脱ぐ」そして「窓を開けて換気する」ということのほうが健康的なような気がします。

もちろん快適なことは当然必要ですが 機械に頼ってあまり快適にしてしまっては、免疫力 というか 抵抗力というか、心身ともに弱くなるのではないか と考えてしまいます。

それで、私の場合そのあたりが気になって とても機械に頼った大掛かりな換気設備を住宅の設計に入れることが出来ないでいます。

しかし、これは私見であって そんなことは無い と言われそうですが・・・

   ■逃げる・・精密耐震診断
今年の12月中旬頃までに12件の精密耐震診断を行うことになり 一人当り2件を受け持つことに。

去年の精密耐震診断は 補強工事とセットなら無料で 診断だけなら 3万円の費用がかかっていました。

しかし 今年は工事をしなくても 一律無料で 精密診断が受けられます。

総合評価が 1.0以上になるように補強計画も含まれていますが 倒壊しない、潰れない というわけではなく
とにかく「逃げることが出来る」ということが目標です。

総合評価が0.6以下ですと やはり逃げる前に建物が倒壊してしまう危険があるようです。(阪神の地震を基準に)

調査は非破壊検査になります。 聞き取りと目視によっての調査ですので、見えないところはなかなか難しいのですが 懐中電灯などを使って床下や天井裏を調べます。

   ■道路後退用地の取り扱い
家を新築したり増築したりする時 道路が4mより狭い時には 4m確保できるように 道路と敷地の境界線を敷地の方に後退しなければなりません。
道路の巾が4m無いとどうなるかと言うと 火事の時など消防車や救急車が通れませんし、子供の急な飛び出しにもあわててしまい危険・・・等があります。

それで、東御市では 今までは 新築や増築時に後退線内には構造物があってならない、という確約書のみを添付して済ませていたのを このたびは市が買い上げる、市へ寄付する 市へ無償で貸す ということになりました。

これによって、せっかく後退しても花壇や石垣や垣根や塀があるために相変わらず狭い道路巾で、実質後退していないのと同じだったものが着実に拡幅されていくことになりました。

設計に携わっているものにとって、書類だけで実質が伴っていなかったことに少し不満がありましたが、これで少しは良くなるかも・・です。

   ■住宅の瑕疵を担保する法律
「住宅を建てて数年経つと 雨漏りが起きたり床が水平でなくなったりしてくることがあります。
そういう時は、たいてい自己負担で修理することが多いと思います。
しかし 実際には地盤の不同沈下や、構造体の不良施工が原因で起こる場合があるようです。

そこで雨漏りや その他のいわゆる「瑕疵」に対して、施工者や売主が保証するために 
保険への加入が義務付けされる法律が出来ました。

少し長いのですが
「特定住宅瑕疵担保責任の履行に関する法律」といいます。

実際には2年後から施行になるとのことです。

このことによって、せっかく家を建てたのに雨漏りがするとか、不同沈下で家が
少し傾いてしまったとかの さまざまな瑕疵に対して 泣き寝入りをしなくて良くなります。

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